(2020/5/13)再エネ主力電源化、一番乗りは東北、「切り捨て」方式なら大震災、
「生かす」方式で夢実現
夏ピークでも1400万kWh程度の東北で、近い内に太陽光1500万kW、風力2000万kW、バイオ等1300万kWが稼働する。
その時、バイオ等がベース電源の如く常時800万kW以上発電するので、太陽光だけで、たとえ曇り日でも供給過剰となる。
供給過剰分は「切り捨てる」経産省ご推薦の制御方式、九州本土で実績もあるが、東北に適応すると92パーが切り捨てられ、これまで順調に売電収入を確保していた発電業者も含めて、売電収入激減で全滅する。大震災以上の災害が、またまた、東北を襲うことになる。
それに反して、供給過剰分も「生かす」ハイブリッド・バッテリー・システムを太陽光だけに適応すると、適応しない風力まで供給過剰が減少する。改善分を金額換算すると、太陽光と風力合わせて20年間で7.5兆円の売電収入増となる。
もう一つのメリットは、これだけの再エネ導入量になると、火力と原発が不要となり、再エネだけで東北の需要を満たせる。再エネ化率100パー以上の実現である。
さらに加えて、今後導入される再エネのシミュレーションで、洋上風力は陸上の2~3倍の発電能力があるので、2倍の能力を適応すると、なんと再エネ化率133パーとなる。100を超える33は新しい東北を作る原資になる。例えば、来るべきEV車時代への対応、地産都消で都会地へ電気供給事業、液体水素に変えてエネルギー輸出・・・等々「新しい東北の夢」は広がる。
供給過剰分を「捨てる方式」を選ぶか、「生かす方式」を選ぶか、それを決めるのは東北電力さん,貴方ですヨ。