「安定給電保障機能」で
天気に左右されない放電量を保障する
1.新たな問題点 | PVの大量導入が実現すると、新たな問題が発生する。 問題とは、晴れの日と雨天の日の単位時間放電量に大きな差が生じることである。火力発電装置にして20〜30基分に相当することにもなる。 差分が大きい(図5.1)ことによる問題 ①電力会社の中央給電司令室での対応が困難となる。 20〜30基の火力発電などの他電源を空だきしながら待機させて、放電量の急変に合わせて 稼働/停止を行う。 ②放電開始した後の24時間は一定量の放電量であるからベース電源として扱えるが、24時間毎 に放電量が変わるのでベース電源としては扱えない。 ③電力自由化後、クリーンなエネルギーへの要望が強くなり、かつ太陽光発電の電気を指定し て購入することが可能となった。 その時、天気の変化で購入可能量が激変すると、売電側も購入側も安心して売り買い出来 なくなる。 30分同時同量を守るために多大な苦労がかかるものと予想できる。 天気の変化に合わせて24時間の放電量が24時間毎に変化するサンプル図 |