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鉄砲伝来の種子島を出力抑制が襲い掛かる

種子島から出力抑制が始まった
(1).種子島の電力環境概要



(2).地域の状況と
再エネ認定状況









(3).出力抑制の実績





































(4).3月と4月の天気実績


3月の実績
















4月の実績
























(5).認定受付中の未稼働分が稼働開始したときの
種子島はどうなるか?











種子島は九州本土からは分離され、独立して電気が供給されている。
島内には2ヶ所の九州電力の発電所があり、合計9基4万kWの内燃力発電機が稼働している。


太陽光発電の認定受付は件数が1,246件、容量は35,546KW、そのうちすでに稼働中は、16年2月末時点で、約3分の一の11,067kWである。(表1.19)



九州電力の発表によると、太陽光発電に対して2月以降、殆どの晴天日には出力抑制を行った。
抑制日は、2月21日、28日、3月11日、19日、20日、22日、28日、4月15日、19日、20日、29日の11回であった。
出力抑制日は、いづれの日も
9時00分から16時00分
の間、発電は禁止された。
出力抑制の必要性の検討は、前日午前の天気予報からの日射量予測と需要量予測を行い、稼働予定の内燃力発電設備下げしろ分(最低出力)を算出し、正午の需要量から最低出力の差分と正午の再エネ発電の出力を比較し、再エネの出力が大きい時に、抑制必要と判断する。
3月20日の需要15,200kWに対して最低出力8,250kWと再エネ出力8,890kWが発生するため、1,940kWの超過となると判断し、出力抑制を指令した。(図1.20


今回の出力抑制に対して電力広域的運営推進機関が検証したが、その結果、最低出力は825kWと指摘があった。その出力を適応すると出力抑制は必要なかったことを付け加えておく。


実際に出力抑制が発令された翌日の天気実績を、気象庁の「過去の天気実績」から調べた結果は、図1.21の通りである。天気は9時と12時と15時の実績だけ表示した。


3月の5回の抑制日の内4回は、晴天日であったが、1回(19日)は晴天日ではなかった。19日は日射量予測が大きすぎたためであろう。
抑制されなかった日の3月12日は晴天であったにもかかわらず抑制されていない。前日の日射量予測値が低すぎたために抑制不要と判断したのであろうか?
抑制されなかった3月12日の日照時間を見ると、抑制された11日、19日、20日、22日、28日より多い。この12日は太陽光発電もフルに発電していたと推測できる。
フルに発電出来たのであれば、抑制した5回は不要な抑制ではなかっただろうか?

4月の天気実績と抑制実績を見てみよう。(図1.22)
抑制された4日間は晴天日で日照時間も十分にあるので、太陽光発電もフルに発電出来たと推定できる。出力抑制もやむを得なかったものと思われる。
抑制されなかった25日の殆どは曇天か雨天であったが、その内2日、14日と17日は晴天で日照時間も10.5時間と9.4時間あった。3月は日照時間が10.2時間しか無い3月20日と、10.1時間しか無い3月28日に抑制が掛けられている。4月は3月より南中時の太陽光度は高くなるので日射強度も強くなる。だから同じ日照時間でも4月の方が太陽光発電は多くなる。4月14日と17日は出力抑制が必要ではなかったか?
種子島の出力抑制実績から分かったことは、
第一に、出力抑制を行うと、全ての晴天日は、午前9時から午後の4時まで全発電装置は発電出来なくなることが分かった。
第2に、発電量予測技法が出力抑制を判断するには未完成であること、も分かった。


認定受付制度で2016年1月末までに受け付け済みで未だ稼働していないものが、数年後には稼働し始める。稼働し始めた時、出力抑制はどの程度になるだろうか?
同時期までの受け付け済み合計容量は、産業用と家庭用を合わせると35,546KWで、その内稼働中は11,067kW、未稼働分は2倍の24,479kWである。
現在の容量ですでに出力抑制が実施されている上に、更に2倍の容量が上乗せされると、上乗せされたものは全て出力抑制の対象とならざるを得ない。(図1.23)


問題は、南中時の発電量が需要を超過することを前日の天気予報から判断するときの判断基準である。現在は、「晴れ」になるようであれば、出力抑制としているが、今後は「曇り」でも対象としなければならない。「曇り」を別の言葉で表現すると、「雨」以外は抑制の対象とするということに等しい。

3月と4月の天気実績から新しい判断基準「雨以外の日」を抑制日とすると、3月の抑制日数は3月と4月の天気実績から判断すると、3月は24回、4月は19回の出力抑制日となる。

雨の日しか発電させてもらえないのに、太陽光発電といっていいのだろうか?
もし、そうなれば、日本は世界の笑いものになるだろう。


                   1年後の2018年4月の種子島の出力抑制実績を見る。

東京電力供給域の太陽光発電には出力抑制はあり得ない・・・って本当?
                                          ⇒⇒   リンク

                    タケヤリでミサイルを落とす程度の、「役立たず」の我が国の出力抑制解消技術
                                         ⇒⇒   オソマツな出力抑制解消システム

                    経産省は、エネルギー基本計画では「出力抑制解消」は全く触れてません。
                                         ⇒⇒    「画竜点睛を欠く」我が国の「エネルギー基本計画」






































































































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