系統接続工事負担金大幅減少
(1)負担金計算のための変電所までの距離を想定
日本国内の、高圧になればなるほど変電所の件数は少なくなる。件数が少ないと変電所
までの距離が遠くなるのは、確率論からもいえる。(たまたま、超高圧変電所の真下の
場合は、超高圧の場合の距離が一番近くなるが、それはめったにある話ではない)
(図4.20)
(2) 上記で想定した距離と電力広域的運営推進機関が公表している「送変電設備の標準的な
単価」を適用して変電所までの負担金を計算すると下表になる。
(図4.21)
太陽光発電に蓄電池を合わせて導入すると最大出力が4分の一になるので、例えば、
超高圧変電所に接続すべきところが1次変電所に接続変更になる。工事負担金が83.3
億円だったところが、13.2億円になるので70.1億円負担金が少なくなる。この差額金
で高額の蓄電池を導入できることになる。