2030年頃に、

再エネ業界は出力抑制激増で、

再エネ事業から撤退せざるを得なくなる

現在、九州、東北、四国、中国の各地で    

        既に実施されている出力抑制が、  

2030年頃には全地域で売電収入が皆無になるほど激増する


出力抑制激増の原因    



出力抑制激増の原因①

全国の太陽光発電容量の合計が134GW程度となり、

全再エネの6割が供給過剰になり易い太陽光で占められる。 



出力抑制激増の原因②; 

原発の再稼動拡大で再エネの底上げや、

供給過剰引き受け余力激減で、

出力抑制に回される量が増加する。        

                                                              


出力抑制激増の原因

全国の供給過剰は、正午を中心とした時間に、全国同時に発生する。



出力抑制激増の原因

太陽光発電は南中時に最大発電となるため、

全地域で

1年の内の殆んどの日が、供給過剰となり易くなる。             

       


  出力抑制激増の原因

全国一斉に供給過剰になると、

電力会社間の連携効果は発揮できず、

一斉に出力抑制とならざるを得なくなる。



 激増が引き起こす新たな問題点 



新たな問題①; 目標再エネ化率36~38パーセント実現前に出力抑制が襲い、

目標達成に大きな犠牲が必要となる。


新たな問題その後、再エネ化率を高める事が極めて非効率とる。

太陽光の容量を拡大しても抑制として捨てられるだけとなる。


新たな問題再エネの主力電源化も脱炭素化の実現も極めて困難となる。

       

新たな問題世界に向けて公約した「脱炭素化」が実現出来ず、

世界に恥をさらすことになる。

エネ推進の最大の問題点は、「パネルを沢山並べて、風車を回せば、簡単に再エネ拡大が出来る」と再エネに携わる殆んどの人たちが思い込んでいることだ。再エネ化率が高くなるに合わせて制御手法も変えて行かなければならない、一言で言うと、「電気は貯めてから使用する」ほどの発想の転換が必要である。

そのことを、経産省も、学者も、電力会社も、再エネ機器メーカーも、発電業者も、指摘していない。将来、再エネが壊滅した後、「想定外だった」と、責任をだれかに押し付け合うのだろう。

  ♦ ♦ ♦ ♦   数字を使用して具体的に説明   ♦ ♦ ♦ ♦

(1)現在稼働中の再エネ種別毎容量(2022/6時点)


2022年6月時点で、全国で115GWが稼働している。

そのうち太陽光が6割の67GWを占め、

導入量の最大地域は東京、2位が東北である。

年間電力需要と比べて相対的に再エネが少な過ぎるのは、

東京と関西で、

逆に、多過ぎるのは東北と九州である。

東北は東京が、九州は関西が過剰分を連携線経由で引受ていたが、

引受量が少なかったために九州は2年前から出力抑制が発生していた。

その後、東京の引受量減少と東北の増加で、東北の抑制が今年から始まった。


(2)2030年頃の地域別再エネ容量予想

2030年頃に稼働する再エネは現在稼働中容量と、現在受け付けている容量+

今後新たに受け付けるものである。

受け付けている再エネは2種類ある。検討申込と承認されたものの2種である。検討申込のものは承認まで行かない場合が可なり有るが、承認されたものは3年以内に高確率で稼働する。10年先の容量は、現導入済+承認済×3として計算した。

2030年頃の再エネ導入容量は、関西を除いてほぼ電力需要に相当する容量になる。関西は原発の容量が6.5GWも有るので、再エネの不足分を補う事が出来る。

最大需要の東京もほぼ再エネだけで昼の需要が満たせるほどになる。北陸は、再エネではない大型水力が多いので、ほぼ再エネで満タンになる。

供給過剰になるのは、東北、九州、中国、北海道の可能性が高いと推定できる。

洋上風力の本格稼働は2030年以降であるので、ここの風力には含まれない。しかし稼働しても昼は供給過剰状態であるので、夜間しか受け入れられない。しかし、夜間は需要が極めて少ない上に、火力や原発が稼働しているので、夜間も受け入れは困難である。



(3)2030年頃、南中時にほぼ全日、

しかも、

全国一斉に、供給過剰になる

全国一斉に供給過剰になると、連携効果が出無い事を

順序だてて説明する。

既にこの件を理解済みの方は、 (4)へ読み飛ばして下さい

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手順電力会社別に正午の季節別最大需要(2021年実績)を調査

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供給過剰判定の為に、季節別に正午の最大需要量を電力会社実績から調べる。

需要が最大になる時間は夏は15時頃、冬は18時頃であるが、

太陽光発電が最大発電になる12時の最大値を調査する。

需要量の最大地域は東京で、日本全体の3分の一を占めている。

関西と中部の合計値は同じく3分の一を占め、地方で名7社の合計値も3分の一である。



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手順;太陽光と風力の季節別発電能力を東京電力実績から求める

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太陽光も風力も季節によって発電能力が異なる。

東京電力の発電実績から単位当たりの季節別発電能力を調べる。

最大発電月の量を 1.0 として各季節の発電量を率に変換する。

太陽光は4月が最大、12月が最低。風力は2月が最大、7月が最低だった。



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手順;ベースロードや揚水動力を最大供給量の一部(調整力)とす

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供給過剰になるかどうかの判断は、再エネの出力+ベースロード(原子力、

火力最低出力)-揚水動力の値が、需要を超えるかどうかで判定される。     



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手順調整力で控除した後の最大出力を求める

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2030年の再エネ容量(2)を季節別発電能力②で季節別に調整しながら、

 ③のベースロード電源等の調整力を加え、最大供給力を季節別に算出する。



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手順2030年頃の正午の再エネ最大出力と需要の差額を計算

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④の季節別最大出力から季節別最大電力需要①の差分を求める。

差分がマイナスの場合は、供給力不足であり、プラスの場合は供給過剰である。

夏ピーク日は東京と他3地域が供給力不足だが、残りの5地域は供給過剰である。

沖縄を除く九社の合計で見ると、-76万kWの供給力不足である。

冬ピーク日は7社が単独で過剰で、関西と北陸は供給力不足であるが、

9社で合計すると4,424万kWも供給過剰となる。

春と秋の平均日は、全地域すべて供給過剰である。

5月の換算日は全地域で圧倒的な供給過剰である。


夏ピーク日の不足状態を、東京電力を中心にして、詳細に見てみよう。

2021年の東京の夏(7~9月)3ヶ月92日間の電力需要実績をグラフ化したものが下図である。再エネの夏季最大出力は5,125万kWであるが、その供給を超えるほどの需要があった日は9回ある。つまり9回は供給量不足であるから他所の地域の供給過剰分を引き受ける事は可能である。引き受け可能な量は需要から再エネ供給量5,125万kWの差分以内であるから、極めて僅かな量にしか過ぎない。この程度の供給量不足であれば、「不足している」と大声をあげて叫ぶほどの事は無い。

上表「需要と最大出力の差分」の夏季ピーク日の9電力の合計が-76万kWとなっているが、連携線を使って他所に助けを求める程でもない。自社の火力や水力の出力を少し高めるだけで対応可能である。

冬ピーク日は関西と北陸が供給力不足となっているが、9社合計では圧倒的な供給過剰である。従って結論は、一年を通して供給過剰と言える。



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手順供給過剰分は需要の何倍になっているか?

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電力供給全域が晴れた時に供給過剰になるとしても、

一部の地域が晴れて無かったら、供給過剰にはならない。

しかし、

過剰率が高いと、殆どの地域が悪天候でも供給過剰になる事もある。

再エネの最大供給量が需要の何倍になるのかを把握して置けば、

天気の荒れ具合から供給過剰になり得るかどうかの判断が可能である。


倍数 = 供給域の全体が晴天である時の④最大供給量÷①の最大需要


尚、倍率が 1.0 以下でも、休日や週末に供給過剰にも成り得る。



倍率が高いと悪天気でも供給過剰になる




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手順供給過剰は、日本では、北から南まで同一時刻に発生する

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日本列島は東経130度から145度(除く沖縄)に位置しているため、太陽が北海道の東の端の根室市の上空に来てから1時間後に西の端の九州平戸の上空に来る。つまり、日本列島は太陽光軌道の1時間の範囲にある。

下図の左の地図は、その事を確認するために掲載した。実際に太陽光発電の最大値が1時間の範囲にあるかを確認するために、2020年5月3日の電力各社の電力需給実績に記載された太陽光発電の実績から作成したグラフである。このグラフを見ると沖縄以外はほぼ同時刻に最大発電量になっている。(東京と四国は単位が万kWであるが他は全てMWである)




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手順同一時刻に一斉に供給過剰になると、連携線は役立たずとなる

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***過剰分を受取る地域が無くなると連携の意味が無い***

電気は瞬時瞬時、供給量と消費量が一致しなければならない。同時同量と言う。同時同量は一つの電力会社内だけでなく、連携線で結ばれた9社間で成り立っている。沖縄は連携線で連携されてないので、ここでは省略している。下図は2021年5月3日12時に連携線を流れた電力量を表示したものである。図中では電力会社毎に箱で表示し、電力会社名の真下にある数字が連携線欄の数値である。数値が黒字であれば、不足していたため外部から取り込んだことを意味し、赤字であれば供給過剰のため外に放出したことを意味する。例えば関西電力は2,453MWh不足であったので、外部から取り込んだ。取り込み先は中国から2,808(以下単位は省略)、北陸から470取り込んだが不足分を補充したので余った825は中部へ送ったことを意味する。連携線の使用目的は、どこかの供給不足を補うためにあり、全社が一斉に供給過剰になったら連携線の効果は発揮できない。逆に全域が不足状態になっても効果は無い事になる。全域が雨天で太陽光の発電量が極めて少なくなっている地域は、自社の火力や水力や揚水発電で不足を補うので、外部に助けを求める必要は無い。外部に助けを求めるのは前日の内に行うのが原則であるので、外部に助けを求めるのは出来るだけ避けようとするのは常識であろう。

甚だしい誤解は、「連携線の容量を増やせば、供給過剰が防げる」との幼稚な誤解である。日本の全域が供給過剰になったら、連携線の容量を増やしても何ら意味が無いことを確り理解して貰いたい。



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参考フランスやドイツは陸続きの隣接国が多数あるが、我国には隣接国が皆無

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ドイツは陸続きで隣接した国が9ヶ国、フランスでは6ヶ国ある。ドイツやフランスでは供給過剰の時は、数多くある隣接国にお願いして処理を引き受けて貰っている。従って、ドイツやフランスでは出力抑制の可能性が殆ど無い。しかし、我が国は海に浮かぶ孤島の為に、陸続きで隣接する国が存在しない。

従って供給過剰分は国内ですべて処理しなければならない。しかも、我が国は北から南に細長く、その地域ごとの連携も芋づる方式で、一本の線だけで連携で重要なことは、理屈詰まり電力9社間で同時同量が成り立っていることで、どこか供給過剰なところが在れば、反対に供給力不足なところが在って初めて連携が成り立つのである。結ばれており、連携にも自由勝手には出来ない。たとえば、九州と北海道は直接的には結ばれてはいないので、中間の地域の込み具合に左右されることになる。

連携で重要なことは、理屈詰まり電力9社間で同時同量が成り立っていることで、どこか供給過剰なところが在れば、反対に供給力不足なところが在って初めて連携が成り立つのである。

供給過剰なところばかりでは、連携が成り立たないのは自明の理である。

(4)2030年頃、東北地域は供給過剰が激増

2030年の予想再エネ容量で、1年間の稼働をシミュレーションした。

2021年の需要と天気は同じと言う前提で、2021年の発電実績に2030年の再エネと現在の容量比率を、365日×24時間に乗じて、2030年の発電量を求めた。下図は5月1ヶ月間のグラフである。

春は太陽光の発電量が一番多いため、出力抑制も最大で、31日中31日が抑制対象となった。タケノコシンドローム現象がモロに出たという事である。5月の1か月間は、全日が再エネの出力の方が需要(赤破線)を超えている。5月の再エネ化率は29.6パーセントにしかなっていない。抑制を制御する場合安全率を考慮して大目に発展書を止めているので、4月、5月は安全率を適応したら太陽光と風力の発電は全て発電禁止になって仕舞った。そのため4~6月の再エネ化率が29.6パーセント( 年間では38.7パーセント) にしかなっていない。この時日本全国の再エネ化率は目標よりス菱少ない35.2パーセントにしかなっていない。                

再エネ容量は太陽光=2,267万kW、風力=1,003万kW、バイオ=799万kW、水力=317万kW、地熱=46万kW、合計=4,432万kW


実際の系統制御の運転は、前日の内に天気予報からの需要予測や発電予測で供給過剰を判断し、過剰の場合、前日の内に電力取引所にかけて余剰分をどこかが買い取ってくれるかを待って、供給過剰を決定する。

過剰の場合、過剰相当分の発電所に発電禁止命令を前日の夕方までに送信するが、その時予測信頼度に不安があるので、実際より多めに停止させている。九州電力で50パーセントの余裕を取っている。100ヶ所の停止でも、実際は150ヶ所の発電を止めている。下表で4月、5月がブランクになったのはそのためである。

2030年頃の全国の出力抑制発生状況

センター停止回数とは電力会社が発電所全体に出した停止回数、昼は太陽光と風力の両方に適応されるが、夜は風力のみの適応である。一回のセンター停止で全発電所が底止するわけではなく、過剰分だけ停止させるので、個別発電所は数回のセンター停止で1回停止となる。また、天気の良い日で発電量の多い日に限って停止させられるので、個別発電所にとっては売電収入に対する影響は大きい。

年間の抑制回数は最高が東北で340回/年でほぼ毎日の停止で、個別発電所は太陽光が207回、風力が521回も停止させられる。太陽光発電所の年間収入は75パーセント近く減少する。

10 電力中8電力の系統に接続している太陽光発電業者は、年間売電収入が予定していた量より40~90 パーセント以上も減収となり、事業継続が困難となるであろう。





(5)世界初の出力抑制完全解消技術(特許取得)

♦♦♦♦♦太陽光発電に対する出力抑制完全解消♦♦♦♦♦

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(Ⅰ) 知っておくべき太陽光発電の需要な特性

タケノコシンドローム他

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太陽光発電は導入量が増えると、南中時を目指して上へ上へと伸びていく。

タケノコシンドローム現象)

上に伸びるタケノコを一旦蓄電池に保存し、発電終了後、24時間均等放電すると、

南中時の最大発電量は3分の一~4分の一の高さになる特性がある。

下図で南中時 12,675が、24時間放電で4,254に

南中時7,922が、24時間放電で2,683

南中時2,500が、24時間放電で847に、

3分の一変化している。

発電量の多い夏至の頃は3分の一に、冬至の頃は4分の一になる。



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) 自己消費の無い産業用太陽光発電に適応する場合

            発電した全てを電力会社が買い取る

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蓄電と放電を同時処理するシステムを

HBBS(ハイブリッド・バッテリー・システム)と名付けた。

HBBSの基本機能


♦1つの発電装置に1組の蓄電池を接続させる。蓄電池には一日の発電量を収容出来る。

♦パネルで発電した電気は直流のまゝ蓄電し、放電は交流変換して送電する。

♦放電は次のゼロ時から24時間かけて均等に放電する。放電と蓄電は並行処理となる。

♦毎日決められた時間に、その日の発電量をセンターに知らせる。

♦蓄電池は任意個数で構成し、その合計容量はパネルの一日の発電量の1.33倍が必要。

蓄電と放電の並行処理を効率的に行うための蓄電池の容量


図1;( 一日の時間別変化)

太陽光発電は日の出とともに発電を開始し、日没と同時に発電は終了する。太陽が真南に来る南中時に発電量は最大となる。夜間に発電することは無いので、夜間に新たに蓄電するることは在り得ない。また、放電は24時間均等放電するので開始時から終了時まで均等量が放電され系統に乗せられる・


図2;(蓄電池別蓄電量の変化 )

放電から見ると前日分を保存している蓄電池は時間毎に均等に蓄電量が減少する。一日の終わりには蓄電量はゼロになる。蓄電される蓄電池は、発電開始時は蓄電量はゼロであるが、時間とともに蓄電量が増え、発電終了の夕方には蓄電量は最大値になる。


図3;(両蓄電池の合計蓄電量の変化 )

両蓄電池の合計蓄電量の変化を時間別にみると下図のようになる。一日の最大発電量を1とすると、最初の時刻の合計蓄電量は1で、放電開始と同時に少しづつ少なくなり、当日の発電が開始されると少しづつ増加する。南中耳ガス来た15時ごろに量蓄電池の蓄電量は最大の1.33になり、一日の終わりには蓄電量は1になる。このグラフから分かることは、最大発電日が2日続いたとしても、蓄電池の容量は最大発電量の2倍は必要ない、1.33倍あれば良いことが分かる。



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    自己消費のある家庭用太陽光発電に適応する場合

自己消費から漏れた余剰分を蓄電後、翌日24時間均等に系統に放電する

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2組の蓄電池を日替わりに蓄電専用、放電専用と切替えて使用する。


蓄電池は、蓄電と放電を同時に行う事は出来ない。

そのため蓄電専用と放電専用の蓄電池を設置し、

日替わりで切り替えながら、蓄電と放電の並行処理を行う。

本日はNO1蓄電池を蓄電専用に、NO2蓄電池は放電専用にする。

翌日は、NO1蓄電池に前日分が蓄電されているので放電専用にする

蓄電池の容量は一日分の発電量を蓄電できる容量が必要である。

NO1とNO2の容量合わせると、一日の発電量2倍の容量が必要になる。

一日の発電量をいかに決めるか                    

一つの太陽光発電の1年間の中での一日当たりの発電量は、365種類ある。 

一日の発電量を多い順に並べると、下図のようになる。「緩やかなS字カーブ」である。下図は神奈川県に設置された7MWの発電装置実際に発電した日別発電量を多い順に並べたものである。一日当たりの最大発電量は51,897kWhで、最低は0kWhで、

平均は27,260kWhだった。一日当たりの発電量をどこに決めるかは蓄電池の投資効率に大きく影響する。



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HBBS/PVSSを2030年の全太陽光に適応結果

   ❤❤❤❤  上に伸びるタケノコは完全に横になった  ❤❤❤❤

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太陽光発電には出力抑制は完全解消

再エネ化率は70~80パーセント達成可能

この後は風力の稼働余地が無くなるので風力向け対策が必要となる


HBBS既往後の風力の停止回数

太陽光の停止は完全にゼロになるが、風力だけの停止になる





(6) 高額蓄電池使用でも、発電業者は利益が出せる理由

利益が出る理由①;❤♡❤♡ パワコンが不要  ❤♡❤♡

パネルと蓄電池を直流結合するためパワコンが不要となる。   

最近の価格動向を調べると、

パネルシステム全体の2割程度がパワコンの価格となっている。



利益が出る理由②;❤♡❤♡ 効率的蓄電池使用  ❤♡❤♡

蓄電と放電を同時に行うと2倍の蓄電池が必要だが、HBBSでは1.33倍の容量で可能

一日の発電量と1.33倍を計算に入れた効果

一日の最大発電量を51,897kWhとすると、PVSSの蓄電池は2倍必要であるため103,794kWhとなるが、HBBS方式では一日の発電量を35,000kWhとして1.33倍すると46,550kWhとなる。したがって、HBBSはPVSS方式の半分以下、44.8パーセントの蓄電池で対応できることにな。大変な経費節約である。

利益が出る理由③;❤♡❤♡系統接続工事負担金大幅減❤♡❤♡

パネルの最大発電量が3分の一以下になるため、接続変電所が1ランク下がり、変電所までの距離が短くなる事と、使用する機器の電圧が下がる事で、連携線接続工事負担金が大幅減となる。

一つの太陽光発電所の容量に準じて接続変電所が異なってくる。そのサンプルが下図である。発電所の容量が5万kW以上であれば超高圧変電所に接続する。以下同様に、変電所までの距離を変電所の件数に準じて距離を設定した。変電所までの距離は、件数が少ないと確率的に遠くなると言える。(そうでない場合もあるので要注意)工事負担金を比較するために、仮に、変電所別に距離を設定する。

(図3.3)

(図3.4)の見方は、同じ変電所に接続する場合でも、HBBS経由の場合とHBBSを使用しないで接続する場合の負担金の違いが分かる。例えば、超高圧変電所への接続の場合、直接接続すると83.3億円かかるが、HBBS経由だと26.3億円しか掛からないので57.0億円削減できる。 40万kW以上の太陽光の場合に当てはまる。

40万以上の場合は、HBBS経由で4分の一になっても10万以上であるため接続個所に変わりはない。しかし、使用する機器の電圧が4分の一になるので機器コストが安くなる。

10万から40万未満の太陽光の場合、HBBS経由だと接続変電所が一つ下の1次変電所接続となる。その場合の負担金は13.2億円となる。70.1億円の軽減になる。


(図3.4)

利益が出る理由④;❤♡❤♡スケールメリット単価適応❤♡❤♡

大型の蓄電池を使用すると、スケールメリット単価適応で、利益が出やすくなる。売電単価は大型発電になっても下がらないので、大きくなればなるほど利益は大きくなる。


区分別割引率設定結果の累積単価   

NAS蓄電池を規模別に8つに区分し、区分ごとに単価を設定する。

その区分単価は前の区分より5~10パーセント低い単価を設定すると、

n番目の区分の累積単価は、∑(区分単価×区分数量)を

n番目までの数量で割った値が累積単価となる。


50,000kW以上の累積単価は0.57となり、10kW未満の約半分近い単価となる。

利益が出る理由⑤;❤♡❤♡ 出力抑制完全解消 ❤♡❤♡

HBBS称すると出力抑制されないので、天気通りの利益を確保できる。HBBSを使用せずにこのまま再エネ導入を続けると、年間売電収入が50~80パーセントも減少するが、BBSを使用すると出力抑制が発生しないので、売電収入の減少にはならない。

利益が出る理由⑤;❤♡❤♡ 全受益者でコスト負担 ❤♡❤♡

風力発電業界と電力会社も太陽光のコスト負担に協力する補助金制度を作る

(7)の太陽光以外にもたらす効果で、東京電力のケースでは、太陽光が2,274憶円であるのに、風力発電が年1兆979億円、火力発電が年5,988億円と太陽光より効果をもたらす。蓄電池コストへの負担は太陽光はづン業者だけであるのにである。

この不公平を是正するために、電力会社や風力発電業界も負担するような制度を、経産省が指導的に検討すべきである。

(7)HBBS/PVSSが太陽光以外にもたらす経済効果 

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太陽光以外の効果① ; 直接効果の金額換算

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

HBBSへ直投資する太陽光発電業者のメリットよりも、何ら投資しない風力発電業者や、系統制御を行う電力会社のメリットの方が多いのは不公平である。不公平さをただすには、HBBSコスト負担を風力発電業者と系統制御を行う電力会社及び経産省も、何らかのルールを設定して、コスト負担を図るべきである。その負担ルールを決めるのは経産省しかできない。

HBBSコストを太陽光発電業者は、10~20パーセント程度を負担することにしたら、我が国の再エネ化率は圧倒的な高い率になるであろう。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

太陽光以外の効果HBBS直接効果

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直接効果1  太陽光発電に対する出力抑制が完全に解消できる。

直接効果2  間の風力発電も大幅に出力抑制が解消される。

直接効果3  前日発電の24時間均等放電により、天気の急変による

太陽光の不安定さが皆無となる

直接効果4  火力発電の最低出力が更に下げる事が出来る

直接効果5  系統制御を行う電力会社にも大きなメリットが出る

①毎日夕方に蓄電池からその日の発電量の知らせが届くので、太陽光の発電量予測が不要。太陽光に対する出力抑制も発生しないので、抑制関連の作業も不要となる。

②南中時の最大発電量が3分の一になるので、系統容量を3倍に拡大したと同じ効果が出る。

③結果的に再エネの発電量が増えるため、化石燃料を使用する火力発電の使用量が激減するため、燃料費の大幅な節約となる。

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太陽光以外の効果③HBBSの間接効果

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間接効果①;★★ 火力発電の最低出力を更に下げる効果  ★★

下げる事が出来る理由①

前日の夕方に当日の発電量を知らせるので、翌日の稼働計画作成に当日の放電量を正確に反映できる。火力発電装置の起動/停止時刻を正確に設定できるので最低限の火力で運転できることになる。

下げる事が出来る理由

24時間均等放電により、当日の天気の急変による火力の不安定出力が

無くなるので、火力の調整力を頼りにする必要が無くなる。


間接効果;★★  系統容量拡大効果 ★★


南中時の最大発電量が3分の一になるため、系統に接続可能な太陽光の容量が 

3倍に拡大する事が出来る。系統容量を3倍に拡大したことと同じ効果が出る。

 

間接効果;★★ 太陽光発電予測不要効果 ★★

HBBSを使用している太陽光発電所に対する翌日や当日の発電予測が不要となる

 

間接効果;★★ 太陽光発電抑制処理不要効果 ★★


HBBSを使用している太陽光発電所には出力抑制が発生しないので、

出力抑制に 関連するすべての作業が不要となる。 


間接効果③;★★ 太陽光発電出力安定効果 ★★


太陽光発電の出力は、天気の急変に影響されない24時間均等放電になるので 

天気の急変に影響されるのは風力のみになり、安定運転が可能となる。 



(8)HBBS/PVSSがもたらすビジネス規模

2016年の業務・産業用蓄電池の価格は35万円/kWhだったが、2017年には25万円/kWh、2018年には22万円/kWh、2019年には19万円/kWhと、毎年価格が下がっている。2030年の目標価格は5万円~10万円/kWhと予想した。

事業展開順序

ステップ1;

新規に導入する太陽光発電所に適応する。その時の単価は10万円。この時点で再エネ化率は40~50パーセントに成長する。事業規模は48.7兆円。

ステップ2

ステップ1のHBBSがベースロード的に稼働するので、適応していない発電所は逆に抑制が増える危険性が生じるので、パワコンが15年の耐用年数 が切れる時点で適応する。その時の単価は5万円程度と予想。事業規模は24.0兆円。

ステップ3

2030年以降に、再エネ化率100を目指して太陽光発電の導入が続くと予 想されるので、ステップ程度の量が必要である。事業規模は24.4兆円。


ステップ1~3まで合わせて97.0兆円の大規模事業となる。

HBBS/PVSS導入で「電気は貯めてから使う」方向へ進み、

「エネルギー産業革命」が実現する。

最後までご精読ありがとうございます。ご質問、ご感想、反論等

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